運動会のメダルで最も多い悩みは、「全員に配りたいが、予算が限られている」というものです。徒競走の1位から3位だけに渡すのか、参加者全員に渡すのかで、必要な枚数は数倍変わります。同時に、学年ごとに色を分けたい、名札代わりに名前を入れたいという要望も重なります。これらを同時に満たすには、仕様の組み方に順番があります。運動会メダルの全体像は運動会メダルのページでご案内しています。

まず決めるのは配布の範囲

最初に決めるのは、誰に配るかです。ここが決まらないと、枚数も予算も確定しません。

配布の範囲想定枚数(児童300名の場合)1枚あたりの費用感適した仕様
1位のみ学年数×種目数高くできる60mm、金めっき、彫刻あり
1〜3位上位入賞者全員中50mm、金銀銅の3色
参加者全員300枚以上抑える必要がある40mm、1色入色
学年ごとに代表のみ10〜20枚高くできる60mm、記念品として

全員配布の場合は、1枚あたりの費用を抑えることが最優先になります。逆に上位入賞者のみであれば、枚数が少ない分、サイズと仕上げに予算を回せます。

体育祭を球技で構成する場合も、考え方は同じです。サッカーメダルや野球メダルのように競技のモチーフを中央に置く場合でも、誰に配るかが決まれば必要な枚数と仕様が確定します。

サイズと重さの選び方

運動会は走る種目があるため、首に掛けたときの揺れを考慮する必要があります。年齢に対して1段小さいサイズを選ぶと安全です。なお、サイズを下げても、亜鉛合金ダイキャストの最小壁厚は2mmを下回れません。薄くしすぎると湯回りが悪くなり、エッジが欠けたり入色が乗らなくなります。亜鉛合金は約385℃で溶かして金型に射出するため、肉厚が確保されていれば細い輪郭まで湯が回り、入色も安定します。

対象推奨直径重さ(Zamak 3・厚み2.5mm)理由
未就学児30mm8〜10g首が細く、揺れを支えにくい
小学校低学年40mm14〜18g走っても揺れが気にならない
小学校高学年45mm18〜24g記念品としての満足感も必要
中学生以上50mm24〜32g表彰式で見栄えがする
保護者参加種目50〜60mm24〜52g大人向けは重さで存在感を出す

サイズと重さの関係はメダルのサイズと重さの選び方で詳しく解説しています。

学年別の色分け

学年ごとに色を分ける場合、金型を学年分作る必要はありません。

同じ金型のまま、めっきを金・銀・銅・ニッケルと替えることで色を分けられます。金型代は1回分で済みます。リボンの色も学年色に合わせれば、当日の仕分けが簡単になります。

分け方金型追加費用向いている場面
めっきの色で分ける1回なし学年別、順位別
リボンの色で分ける1回なし学年別、チーム別
デザインを変える学年ごと発生する学年ごとにモチーフを変えたい場合
彫刻で分ける1回彫刻代のみクラス名、組名を入れる場合

デザインそのものを学年ごとに変える場合は、学年ごとに100枚以上のロットが必要です。めっきとリボンで分ける方法なら、この制約はありません。

名入れの活用

運動会では、メダルに名前を入れることで二次的な効果が生まれます。名前があれば、落としたメダルが持ち主に戻ります。兄弟の多い家庭でも取り違えが起きません。

入れる内容方式備考
氏名レーザー彫刻1枚ずつ内容が変わっても金型代は不要
組・クラスレーザー彫刻全員同じ内容でも可
順位レーザー彫刻1位〜3位を入れる場合
開催日・学校名レリーフ(金型)全員共通のため金型に刻める
メッセージレーザー彫刻「がんばったね」など

文字の高さは判読のために1.5mm以上を目安にしてください。それ以下ではエナメルが入らず、彫刻もつぶれます。

スケジュールの組み方

運動会の日程は決まっているため、逆算して発注時期を決めます。

時期やること期間
開催日の4〜5週間前デザインの依頼と確定1〜3日
開催日の3〜4週間前サンプルの確認7〜10日
開催日の2〜3週間前量産7〜15日
開催日の1週間前輸送と通関3〜10日

全体で3〜4週間が目安です。サンプルを省略する場合は1〜2週間短縮できますが、色と重さは実物でしか確認できないため、初めての発注ではサンプルを挟むことをおすすめします。既存の金型を利用できる場合や、入色をUVプリントに切り替えられる場合は、量産7日での対応も可能です。納期の考え方はメダルの納期の真実で解説しています。

運動会メダルの予算はどう抑える?

全員配布の場合、次の順で見直すと効果があります。

  • サイズを下げる:40mmにすると30mmの約1.8倍、50mmの約6割の素材量になります。
  • 入色を1〜2色にする:色数を減らすと入色工程が減ります。レリーフを残せば見栄えは保てます。
  • めっきを標準色にする:金・銀・銅は標準で、追加費用がかかりません。
  • 彫刻をレリーフに変更する:全員共通の文字なら金型に刻めるため、彫刻代を削れます。
  • 数量をまとめる:100枚から500枚で単価は約35%下がります。

逆に、削ってはいけないのはめっきの工程です。下地の銅メッキを薄くすると、見た目は同じでも保管中に変色しやすくなります。工程の内容はメダルのめっき9工程で公開しています。

よくある質問

参加者全員に配る場合、1枚あたりどのくらいになりますか?

枚数と仕様によって変わります。40mm・亜鉛合金・1色入色の構成が最も多く選ばれています。100枚を基準に、250枚で約78%、500枚で約65%まで単価が下がります。正確な金額は枚数と仕様を伺ってお出しします。

学年ごとに色を変えられますか?

変えられます。同じ金型でめっきを替えるだけなので、追加の金型代はかかりません。リボンの色も学年色に合わせると、当日の仕分けが短くなります。

走る種目がある場合、メダルは邪魔になりませんか?

年齢に対して1段小さいサイズを選ぶと揺れが抑えられます。未就学児は30mm、低学年は40mmが目安です。リボンの長さも標準より短めにすると安定します。

名前を入れると費用は上がりますか?

レーザー彫刻は1枚ずつ内容が変わっても金型代がかかりません。彫刻代は別途発生しますが、可変データでも追加の金型は不要です。

運動会の1か月前に発注しても間に合いますか?

デザイン確定から3〜4週間を見ていただくと安心です。1か月前であれば、サンプルを挟むことも可能です。開催日をお知らせいただければ、逆算した日程をご提案します。

リボンは組立済みで届きますか?

組立済みでの納品が可能です。枚数が多い場合は、当日の配布作業が大幅に短くなります。


開催日、参加人数、学年の数、ご予算をお知らせください。24時間以内に無料デザインと、数量別の単価を並べたお見積もりをお送りします。100枚から、同じ品質管理でお受けします。お問い合わせからご連絡ください。卒園・卒業の記念メダルは卒園・卒業記念メダルの作り方でご案内しています。

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