メダルの製造工程 — 12のステップ
アイデアから完成品まで。金型、鋳造、研磨、メッキ、エナメル、品質検査までを 1つの自社工場で一貫して行う製造工程をご紹介します。
製造工程の12ステップ
3Dデザイン
ロゴやアイデアを3Dデザインとレンダリングに変換し、承認をいただきます。
デザイン承認
金型を削る前にレンダリングを確認・承認いただきます。
鋼製金型
精密CNCで鋼製金型を削り出します。
鋳造
385°Cに溶かした亜鉛合金を金型に射出して成形します。
トリミング・バリ取り
余分な金属とバリを除去します。
研磨
表面を滑らかで光沢のある状態まで磨きます。
金属メッキ
9段階の電気メッキラインで金・銀・ニッケル・銅を施します。
エナメル
色面にソフトまたはハードエナメルを充填します。
UV印刷 / 彫刻
名前・日付のカラー印刷またはレーザー彫刻を施します。
リボン・組立
印刷・織りリボンを取り付け、部品を組み立てます。
梱包
メダルを1枚ずつ個装し、出荷用に梱包します。
品質検査・発送
3段階の検査を経て、50か国以上へ発送します。
製造工程の所要日数
| 工程 | 所要日数 |
|---|---|
| 3Dデザイン+レンダリング | 24時間 |
| 金型+サンプル | 7-10日 |
| 量産 | 7-15日 |
| 合計(デザインから発送まで) | 3-4週間 |
| 特急(既存金型) | 7日+発送 |
工場の製造パラメータ
製造工程の細かさは、設備の能力値で決まる部分があります。下の表は、当社工場が実際に管理している数値です。 デザインの線幅や肉厚を検討するときの目安としてご覧ください。
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 素材 | 亜鉛合金ダイカスト(Zamak 3 / 5 / 7) |
| 融点 | 385°C |
| 成形機 | 冷室ダイカスト機 型締力88トン |
| 最小肉厚 | 2mm |
| 最小レリーフ(浮き出し) | 0.4mm |
| 最小線幅 | 0.3mm |
| エナメル | ソフト 0.3mm/イミテーションハード 0.5mm |
| メッキ | 9工程(アルカリ銅 約500秒 → 酸性銅 20〜60分 → トンネル炉 100°C・40分) |
| 最小ロット | 100個/デザイン |
| 生産能力 | 1日30,000個以上 |
線幅やレリーフの考え方はメダルのデザインガイドで、 素材そのものの違いはメダルの素材ガイドで解説しています。
成形方法の比較 — ダイカスト・プレス・アクリル
同じメダルでも、成形方法によって立体的な表現の深さと向くデザインが変わります。当社工場の主力は、 金型に溶かした金属を流し込むダイカストです。以下は代表的な3つの成形方法の違いです。
| 成形方法 | 立体感 | 細部の再現 | 向くデザイン | 向く場面 |
|---|---|---|---|---|
| ダイカスト(亜鉛合金) | 高(厚みのあるレリーフ) | 最小線幅0.3mm・最小レリーフ0.4mmまで | 彫りの深い紋章・立体的な図柄 | 表彰・記念・スポーツ大会 |
| プレス(金属打ち抜き) | 中(平板+浅い浮き出し) | 面で見せる図柄向き | シンプルなロゴ・文字 | 記念品・ノベルティ |
| アクリル | 低〜中(レーザーカット+UV印刷) | フルカラーの印刷表現 | 写真・多色のロゴ | 社内表彰・イベント |
素材ごとの詳しい比較はメダル素材ガイド、 亜鉛合金そのものの性質は亜鉛合金ダイカスト(Zamak)で解説しています。 メッキ工程の詳細はメッキ9工程の解説をご覧ください。
工場の実績と認証
亜鉛合金メダルの製作年数
成形から検査までの生産能力
通関書類を付けた納入実績
1デザインあたりの最小ロット
品質マネジメントはISO 9001に準拠し、BSCI、Sedex、Reach、RoHSの認証を取得しています。Disneyの監査にも対応しており、 必要であれば認証書や工場の写真をお送りします。検査の基準は3段階の検品基準で公開しています。
製造工程に関するよくある質問
製造にはどのくらいの期間がかかりますか?
デザイン24時間、金型製作とサンプル確認に7〜10日、サンプル承認後の量産に7〜15日です。これに輸送が加わり、速達便で3〜5営業日、船便で20〜35日となります。全体では4週間を見込んでおけば安全です。
なぜ385℃で鋳造するのですか?
385℃は弊社が使用する亜鉛合金(Zamak 3・5・7)の融点です。これより温度が低いと溶湯が細かい凹凸まで回らず、湯境(いわゆる未充填)が発生します。その結果、表面が艶消し状にまだらになり、メッキの密着も悪くなります。
検品では具体的に何を確認していますか?
三段階で実施します。量産開始前の初品検査、鋳造・メッキ・七宝充填後の工程内検査、そして梱包前の全数最終検査です。異常はロットの最後ではなく、その日のうちに手当てします。
発送前に写真を送ってもらえますか?
はい。ロットごとに梱包前の写真を撮影し、表裏の拡大写真もお送りします。残金のお支払いは写真をご確認いただいた後にお願いしています。ご希望があれば最終検査の報告書も添付します。
金型代は再発注のときにも必要ですか?
いいえ。金型代は初回のみで、お客様の注文番号ごとに保管します。同じデザインでの再発注では金型費用は発生せず、材料費・メッキ・七宝・工賃のみとなります。そのため2回目のご注文は1回目より大幅に安くなります。
製造後に変更することはできますか?
図柄そのものは新しい金型が必要になるため変更できません。金型を変えずに済む範囲、つまり氏名・年号・順位の彫刻、リボンの色、仕上げの変更はいつでも可能です。そのため年号は金型に彫らず、必ず後から彫刻する方式にしています。
線幅や肉厚はどのくらいまで細かくできますか?
最小線幅0.3mm、最小レリーフ(浮き出し)0.4mm、最小肉厚2mmです。これを下回ると溶湯が細部まで回らず、欠けや湯境(未充填)が出やすくなります。細い線を使うデザインは、24時間の無料デザインで実現性を確認してから金型に入ります。
メッキはどのような工程で行われますか?
9工程の電気メッキラインで、アルカリ銅を約500秒、酸性銅を20〜60分、仕上げのトンネル炉を100°C・40分で通します。前処理から乾燥までを同じラインで管理するため、色味と密着がロット間で安定します。
小ロットでも同じ工程で作れますか?
はい。最小ロットは100個/デザインで、数量にかかわらず同じ金型・同じ9工程のメッキで製作します。1日30,000個以上の生産能力がありますが、少量のロットも同じ品質基準で仕上げます。
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ロゴやアイデアをお送りください。無料デザインと見積もりで、24時間以内に製造工程を開始します。
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